金融教育にも利用、「未来を託すことができる企業」を探す

――望むべき未来を実現するための「長期投資」をとにかく始めることが重要ということですが、早い時期から始めるという点ではCONNECTでは15歳から口座開設が可能です。親が代理人になるのではなく、子どもが自ら判断して投資することができます。少額からでも実際に投資を始めることは、金融教育にもつながると思いますが、今後の日本の金融教育についてどうあるべきだとお考えですか。

 日本でも高校生の金融教育が22年から始まります。家計のやりくりや将来に向けた資産形成の取り組み方を教えるような内容と聞いています。

 それももちろん重要ですが、自分と自分の財布の関係だけを見るのではなく、投資したお金の向こうで「誰のために、誰が働くことになるのか」ということも伝えていくべきだと私は思います。

 自分が働くのも「お金を稼ぐ」ためだけではなく、「誰かを幸せにすること」にもなっている、それによって社会全体で支え合っている…という社会教育と金融教育を結びつけて教えていくことが大切だと思うのです。

なぜ、元ゴールドマン・サックスのトレーダー田内学は「長期投資」推しなのか?お金の向こう側に見える「未来」とは

 要するに、金融教育の目的は、金融が「お金もうけ」のために存在しているのではなく、「投資を含めた金融という仕組みによって、共に働き生きていく社会が成り立っている」ことに気づいてもらうことにあると思います。

 自分だけでなく、「社会全体の幸せ」も考えられるようになることが大切です。

 そういうことを学ぶためにも、これまでお話ししてきたような未来の社会がより良くなり、人を幸せにするための投資を体験することの意義は大きいと思います。

 ごくわずかな投資でも「未来を託すことができる企業」を探すことによって、最新技術の動向や大きな成長が期待できる分野などを知ることができます。子どもの視野や知識を広げることに大いに役立つでしょう。

 今後、社会が良くなるためには、私たちの小さな力を積み重ねていくしかありません。

 一人一人が「お金の向こうに人がいる」ことを意識することによって、経済の目的が「お金を増やす」ことから、「幸せを増やす」ことに変わっていきます。

 そうした視点を持って未来の社会をより良くし、「人を幸せにする」ための長期投資を始めてみてはいかがでしょうか。

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