「未経験者」を採用し、育成したITエンジニアが派遣先の企業で大好評な理由

「時代が求める」職種のITエンジニアを育成

　ラクスパートナーズが行っている新人教育研修には、もう一つ、他のITエンジニア派遣会社が行っている研修との大きな違いがある。

　それは、「広く浅い」網羅的な基礎教育ではなく、派遣先企業で求められている技術に特化した「狭く深い」専門教育を行っていることだ。

「どんなに密度の濃い教育を行っているとはいっても、やはり3カ月という短い期間では教えられる内容にも限度があります。そこで、お客さまから『どんな技術を持った人材を求めているのか』について入念なヒアリングを行い、そのニーズに合った職種に絞り込んで専門教育を行っているのです」と森氏は説明する。

　これも、他のITエンジニア派遣会社が派遣する人材との力量差に結び付いている。他の派遣会社の人材は研修期間が短く、基礎的なことを学んだだけで現場に派遣されるが、ラクスパートナーズの人材は、ウェブエンジニア、インフラエンジニア、機械学習エンジニア、QAエンジニアというスペシャリストになるための専門教育を受け、短期間でも必要な知識や技術をしっかり学ぶので、ほぼ即戦力として活躍することができるのだ。

「求められる職種は技術やサービスの変化とともに様変わりするものですが、当社はその変化を常に先取りし、新たな職種のITエンジニアを育成しています」（森氏）

　企業が自前でITエンジニア人材を採用・育成しようとするのには限界があるが、求めているスキルを持った人材を柔軟かつタイムリーに確保できるという点で、同社の派遣サービスを利用するのは有効な手段といえるのではないだろうか。

「一般に企業の皆さまが“派遣エンジニア”の活用に消極的なのは、『言われたことしかやらない』といった理由の他に、外部の人間に任せるとデータを悪用されたり、盗まれたりしてしまうのではないかといったセキュリティー面での不安があるからだと思います。当社はそうした人間性も含めて厳格な採用と教育を行っていますし、スタッフを正社員として雇用していることも、モラル面での不安を防いでくれています。当社では『エンジニアファースト』の考えの下、スタッフの身になってキャリアアップやスキルアップを支援する体制を整えることで、スタッフのやる気を高め、お客さまのビジネスにもメリットをもたらすという相乗効果を目指しています」と森氏は語る。

　今までの“派遣”とはひと味もふた味も違うラクスパートナーズのITエンジニアを積極活用して、自社のDXを加速させてみてはどうだろうか。