(1) 「VBAエキスパート」

 「Word」「Excel」などの活用スキルを問う資格「Microsoft Office Specialist(MOS)」の上位版的な位置付けの資格。

 VBAとは「Visual Basic for Applications」の略で、Excel上で動かすことができるプログラミング言語のこと。Excel上の処理の記録や再実行ができる「マクロ」機能も、このVBAの仕組みで動いている。

 VBAを活用すると、Excelのさまざまな作業を高速化・自動化したり、人力では難しい処理を簡単に実行したりすることができる。VBAスキルの有無で業務の効率に絶大な差が出てくるので、職場で重宝されるスキルであること間違いなしだ。

 またVBAはプログラミングを学ぶ入り口としても有用。プログラム処理の動きや結果を、Excelという身近なツール上で表現・確認できるからだ。例えば「何十ものシートにわたって入力された内容から、欲しいデータだけを抽出して集計シートにコピペする」など、具体的な仕事上のニーズを満たすための実践的なプログラミング能力が身に付く。

【勉強期間目安】2~3カ月
【お薦め参考書】『VBAエキスパート公式テキスト Excel VBAベーシック』(オデッセイ コミュニケーションズ)

(2)「家電製品アドバイザー」

 コロナ禍でリモートワークや在宅時間が増え、より快適に仕事や生活ができるように住環境の改善を考える人も増えている。その核の一つになるのが家電の見直しだ。

 昨今の生活家電やデジタル機器は、一昔前と比べても使い勝手や省エネ性能が格段に進化している。「知らないと損!」な新しい製品や情報が次々と出てくるので、定期的に最新の家電事情をアップデートしておくことは非常に有益だ。日常生活の質や利便性の向上にも直結する。

 また、この資格を持っていると家電量販店への就職にも有利。家電量販店の店頭に「当店では○名の家電製品アドバイザー有資格者がご案内します!」といった表示を掲げている店舗もある。

 いざというときの転職や副業にも使える武器となる上、やりようによっては「家電YouTuber」「家電ブロガー」などとして活躍することもできるだろう。

【勉強期間目安】1~2カ月
【お薦め参考書】『家電製品アドバイザー資格 問題&解説集 2022年版』(NHK出版)

(3) 「ディープラーニングG検定」

 ディープラーニング(深層学習)とはAIの機械学習の手法のことで、平たく言うとAIの理論や活用法を学べる検定だ。

 AIやDX(デジタルトランスフォーメーション)について、「自分の会社でも導入を検討しており、気にはなっているがよく分からない」「何から勉強していいか分からない」という人は、ぜひこの検定を活用してみよう。

 AIを活用するとどんなことができるのか、AIはどのようなロジックで構成されているのか、実際にどんな活用・導入事例があるのかといったことを学べるので、AIの可能性について具体的にイメージできるようになるはずだ。

 試験は年3回、オンライン形式で実施されており、年間2万人以上もの人が受験している。対策教材も10社近くの出版社から発刊されており、近年新設された資格・検定の中でも最高ランクの人気を誇っている。AIに取り組むならまずはこの検定といえるだろう。

【勉強期間目安】2~3カ月
【お薦め参考書】『ディープラーニングG検定 最強の合格テキスト』(SBクリエイティブ)

(4) FP(ファイナンシャル・プランニング)技能検定

 コロナ禍で、仕事や家計の状況が大きく変化したという人も少なくないだろう。年金・投資・保険・不動産・税金・相続など、お金にまつわることを幅広く学べるFP技能検定は、まさに今取得すべきお薦めの資格。

 FP技能検定は金融・保険・不動産など幅広い業界で評価される資格というだけではなく、試験勉強で学べる知識は節税や保険の見直し、投資の検討など日常生活でも多方面で大いに役立つ。

 マネーの知識は「人生において極めて重要なことだが、学校などで体系立てて教わる機会は意外と少ない」ので、自ら勉強する人とそうでない人との知識量の差は想像以上に大きい。今後の人生設計のためにもぜひ勉強しておきたいところだ。

 基本的な知識を一通り身に付けるだけなら3級でも十分だが、さらに上位級やAFP・CFP資格まで取得できれば転職や独立の可能性も広がる。

【勉強期間目安】3~4カ月
【お薦め参考書】『2021-2022年版 みんなが欲しかった! FPの教科書3級』(TAC出版)

Key Visual:SHIKI DESIGN OFFICE,Kanako Onda

TOP