働きながら3年で、9つの資格に独学合格! 大量に覚えて、絶対忘れないノウハウとは?
「忘れる前に思い出す」最強のしくみ、「大量記憶表」を公開!
本連載の著者は棚田健大郎氏。1年間必死に勉強したにもかかわらず、宅建試験に落ちたことをきっかけに、「自分のように勉強が苦手な人向けの方法を編み出そう」と一念発起。苦労の末に「勉強することを小分けにし、計画的に復習する」しくみ、大量記憶表を発明します。棚田氏の勉強メソッドをまとめた書籍、『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』の刊行(2月9日発売)を記念して、本書の一部を特別に公開します。

「資格をとろう!」と思ったとき、絶対やってはいけないことPhoto: Adobe Stock

絶対やってはいけない「2つのこと」とは?

 受験することを思い立ったら、「自分を追い込むために、職場の同僚や友達に受験することを宣言したほうがいい」とアドバイスする人もいます。

 しかし、モチベーションマネジメントの観点から、私は反対です。

 周囲に公言して自分を追い込むのも1つの方法ではありますが、資格試験の場合、この方法をとると自分に逃げ場がなくなって自滅する人が多くいます。

 というのも、受験を公言すると、自分自身の調子がいいときはいいのですが、ネガティブな心境になったときは、まわりからプレッシャーを感じることになるからです。

 どんどん追い込まれてしまい、最終的には「今年は仕事が忙しくなったから、来年受験することにした」という定番の言い訳とともに敗北することになるのです。

 私が受験生のときは、妻以外には一切受験することを言いませんでした。そのほうがまわりから妙なプレッシャーを感じることもありませんし、合格したときにまわりをあっと驚かすことができると思ったからです。

 私は、「合格したことをみんなに伝えたら、どんなリアクションをするんだろう?」という楽しみがモチベーションの1つになっていました。

 さて、「資格をとろう!」と思ったとき、もう1つ、やってはいけないことがあります。