PDCAサイクルを回すことで
自分の姿、魅力、反省点がわかる

 コーチングインタビューを行うのは、専任の担当者(コンシェルジュ)。入会から退会まで会員をサポートする婚活の伴走者だ。こうしたマンツーマンのサービスによって、成婚率を高める取り組みをしているのは、この業界では珍しい。

 各自、自分の担当範囲でマッチングを行うこともあれば、店舗や地域を超えて、担当する会員の相手を探すこともある。成婚率はまさに彼らのスキルと情熱にかかっているため、コーチングスキルの研修やコンシェルジュトレーナーによるトレーニングなど、独自の育成システムを開発している。

 もう一つの特徴は、効率的な婚活を実現する「PDCAサイクル」である。右の図のように、会員は専任コンシェルジュと活動計画を設計。これに沿って活動がスタートし、さらにその結果を振り返り、次の活動につなげる。

 振り返りで用いられるのがフィードバックシート。活動状況をコンピュータで分析し、「見える化」したものだ。コンシェルジュと、「どんな相手に対し、コンタクト(お見合い)を断りがちか」「どんな相手からコンタクトを受けやすいか」といった傾向を共有し、より効率的なマッチングを目指す。二人三脚でPDCAサイクルを回すうち、理想の相手と巡り合える確率が高まっていく。