IT部門では
BIM連携ソフトも展開
ITの分野では、独自のノウハウを持つエキスパート集団が、空調設備ソフトや省エネ計算ソフトなど、専門性の高いソフトウエアの開発・販売を行っている。建築業界は法制度が短期的に変わりがちだが、自社開発のソフトのため追従を迅速に行えるのも強みとなっている。
顧客への提案だけでなく、自らも積極的に省エネ・環境対策を実践する。同社高崎オフィスではエントランスの内壁にFSC認証木材を利用。環境認証の「LEED」「CASBEE」を取得している
「最近では、米国Autodesk社のパートナーとして、同社のBIM(ビム)ソフトウエア『Revit(レビット)』の連携ソフトの提供を始めています。例えばBIMモデルと空調・省エネアプリを連携し、計算結果をBIMモデルにフィードバックするという、業界初の“B-LOOP BIMクラウドサービス”などです。建築・設備業界で導入が進むBIMに関連したソフトウエアを提供することで、人手不足など現在の建設業界の課題解決に貢献したいと考えています」と小池社長。
同社ではまた、自らも積極的に省エネ・環境対策を実践している。同社の高崎オフィスでは社屋の改修に際して、エネルギーや水使用量の削減などに取り組んだ結果、「LEED」認証でプラチナ認証を取得、「CASBEE不動産認証」や「BELS(ベルス)(建築物省エネルギー性能表示制度)」評価も取得している。持続可能な社会の一員として、社会的責任を果たすことが重要だと考えるからだ。
「環境系のメニューをこれほど豊富に提供し、省エネや防災にワンストップで対応できる会社は他にないと自負しています。今後も“素晴らしい建物づくり”に貢献すべく、お客さまに期待以上のものを提供できるよう尽力していきたい」と抱負を語る小池社長。グリーンビルディング認証が加速する世界でさらなる活躍が期待される。