ソニービズネットワークス株式会社 代表取締役 執行役員社長 小笠原康貴氏

ソニービズネットワークスは通信インフラに加え、ニーズに合わせたアプリケーションを矢継ぎ早に開発し、企業のイノベーションを促進している。アジャイルにICTサービスを提供し続ける原動力は何か。同社の小笠原康貴代表取締役社長に聞いた。

 ソニーネットワークコミュニケーションズの100%子会社であるソニービズネットワークスは、ソニーグループの法人向けIT部門として、高速光回線通信「NURO Biz(ニューロ・ビズ)」を軸にICTサービスを提供している。その「NURO Biz」のニーズがコロナ禍によって高まっている。

 回線スピードはもちろん、高い安定性が求められるようになったことが要因だと、同社の小笠原康貴代表取締役社長は説明する。

「以前は、たとえ回線の安定度が低くても、一時的にウェブの閲覧やファイルのダウンロードができないだけで、それほど業務に支障はありませんでした。しかしいまやウェブ会議が当たり前の世の中であり、頻繁に映像や音声が途切れるようでは、ビジネスに影響を及ぼしかねません。安定したネットワークへの要望が非常に高くなっているのです」

 その結果、「NURO Biz」を選択する企業が増えているのだ。同回線通信では新たな規格によるネットワーク網を構築することで、非常に高い安定性を実現している。