京都・上賀茂の地で育む
“神山スピリット”
──黒坂学長から見た京産大生の気風はどのようなものですか。
黒坂 就職先の企業からもよく言われるのですが、本当に気持ちの良い学生が多いです。素直で、明るくて、最後まで頑張り抜く──。こうした京産大生らしさを、私たちは「神山スピリット」と呼んでいます。
これまで輩出した卒業生は約16万人に上りますが、その全員が、このキャンパスで過ごした共通経験を持っていることには大きな意味があると思っています。多様性に満ち、刺激あふれる環境が、独特の気風を育んでいるといえるのではないでしょうか。
──スポーツも盛んで、プロ選手も多く輩出されていますね。
黒坂 今年1月には、本学のラグビー部が全国大会の準決勝に進出し、私も応援に出向きました。会場は東京の国立競技場でしたが、まるでホームスタジアムではないかと錯覚するほど応援が熱いことに感動し、卒業生も含めて非常に母校愛が強いことを再認識しました。
世界的な文化都市・京都という場の力を最大限に生かしながら、良き気風を守り、これからも社会を担う人材をしっかり育てていきたいと考えています。
※①文部科学省科学技術・学術政策研究所「研究論文に着目した日英独の大学ベンチマーキング2019、調査資料-288、2020年3月」を基に集計 ※②日本私立学校振興・共済事業団「令和2年度版 今日の私学財政 大学・短期大学編」より ※③東洋経済新報社「役員四季報2022年版」による
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