ロボットフレンドリー&
グリーン電力提供サービス

 機能的な側面では、新型コロナウイルス感染症対策として、「完全タッチレスオフィス」を導入する。顔認証による入退館システムで乗り込みエレベーターを指定、上下階ボタンや行き先階ボタンのタッチも不要で、執務室への入室も自動ドアにより非接触となる画期的なシステムだ。通常勤務するフロア以外のフロアへ行く場合は、エレベーターホールのホログラムボタンが対応する。

 さらに、最先端のオフィスロボット技術も投入される。ビルメンテナンス業務の省人化を図る「清掃ロボット」「運搬ロボット」などに加え、フードデリバリーを実現する「デリバリーロボット」も導入、文字通りロボットフレンドリーなビルとなる。

「この他、現在当社が日本全国100拠点以上でサービスを展開している法人向けシェアオフィス“ワークスタイリング”を、個室の室数やバリエーションを増やしてオープン、働き方のフレキシビリティーを提供します。またテナント企業が利用できる専用の会議室やラウンジ、フィットネスジムなども提供し、従業員のウェルビーイング※1の向上もサポートします」と依田氏。

東京駅八重洲エリアが東京の新しい起点になるテナント企業専用のフィットネスジム。従業員のウェルビーイングを向上させる
東京駅八重洲エリアが東京の新しい起点になる仕事やリフレッシュに利用できる無料ラウンジ。オフィス機能を補完する空間も多い

 もう一つの特長は、使用電力をグリーン化する「グリーン電力提供サービス」を導入することだ。同社が開発・保有する全国5カ所の太陽光発電所の環境価値を“トラッキング付非化石証書”として付加し、グリーン電力として供給する。これによって、テナント企業が抱えるRE100※2やESGの課題を解決し、SDGsの達成や脱炭素社会の実現に貢献していく。

 東京ミッドタウンのビジョンは“「JAPAN VALUE」を世界に発信し続ける街”。その3施設目である「東京ミッドタウン八重洲」は、圧倒的なアクセス力を背景に、これまでにない価値を生み出す最先端のスマートビルディングとして、東京の新しい起点となりそうだ。

※画像は全て完成予想イメージ
※1 健康で良好な状態
※2 事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーにするという目標として創設されたプロジェクト 
●問い合わせ先
三井不動産株式会社
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町2-1-1
URL:https://www.yaesu-project-2022.jp/