中小規模や新規事業にもマッチしたECサイトで日本企業のDXを推進

 両社はパートナーとして、国内市場でAdobe Commerceを活用した開発事業を正式にスタートさせた。今後どのようなシナジーを発揮していこうと考えているのだろうか。

「Adobe Commerceは幅広い顧客層にマッチする非常に強力な武器です。これまでSI Web Shoppingでは難しかった『中小規模のBtoC向けサイト』『複数ブランドの展開』『新規D2Cブランドサイトの立ち上げ』など、迅速さや柔軟な変更を求められる事業、そしてグローバルも含めた複数のチャネルにも対応できるようになりました。提案の幅が大きく広がったことで、今後2年で大きな結果を残せると確信しています」(尾崎氏)

「当社のAcrobatやPhotoshopは多くの人に知られていますが、買収時点で日本法人がなかったAdobe Commerceは日本ではあまり知名度がありません。日本でECに強い開発パートナーを見つけられなかったことが、その大きな要因です。しかし今回、SI社という日本のEC市場を知り尽くした強力なパートナーを得ました。EC化を検討している企業はまずSI社に相談いただくことで、DXに最適なECプラットフォームの構築が実現できると考えています」(長岡氏)

日本企業のEC化を促進する強力なパートナーシップ

 グローバルレベルでECを支援してきたアドビと、パッケージの開発で日本のECを25年にわたり牽引してきたSI社。この2社だけでしか実現し得ない、強力タッグが誕生したといえるだろう。

 両社はお互いが強みとする技術やノウハウ、そしてスピードを生かし、企業のDX実現をサポートしていく。EC化を検討する企業にとって、SI社の提供する「Adobe Commerce」は最優先の選択肢となりそうだ。

●問い合わせ先
アドビ株式会社
URL:https://business.adobe.com/jp/request-consultation/experience-cloud.html
(販売代理)
株式会社システムインテグレータ
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