サステナビリティ活動を
経営の中核に

良純 UACJグループは「アルミニウムを究めて環境負荷を減らし、軽やかな世界へ。」を目指す姿に掲げていますね。その狙いは?

社長 アルミニウムの製造という本業を通じて、またアルミニウムの特性を生かした製品とサービスの提供を通じて、環境負荷低減に貢献していこうと考えています。さらに持続的に成長していく上でのマテリアリティとして、気候変動への対応など、六つの重要課題を特定しています。例えば防災分野では、緊急の際のアルミホイルの使用法の提案に始まり、浸水被害を防ぐアルミ製の止水板などの新製品を考案するなど、力を入れています。

良純 気候変動といえば、最近は、これまでの経験則で測れないような気象災害が増えています。代表的なのは、被害が大きかった18年の西日本豪雨。今後、同じような規模の気象災害が起こっても不思議はなく、そのための備えが必要だと強く感じています。環境負荷低減への貢献に加えて、防災の分野でもアルミニウムの活躍があると心強いですね。

社長 当社の長期経営ビジョン「UACJ VISION 2030」では、30年までにサプライチェーン全体でのCO2排出量を、19年度比で22%削減する目標を掲げています。今後も、アルミニウムの得意分野である環境負荷低減に取り組みながら、社会のサステナビリティ向上に貢献していきたいと考えています。

アルミニウムで環境負荷を低減。“軽やかな世界”をつくる
※本対談は、感染予防対策を講じた上で実施しました。
 
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