複数の目で生徒を見守る
「面倒見の良い学校」
立正中高は保護者から、「面倒見の良い学校」として評価されることが多い。そのベースとなっているのが、1人の生徒を数多くの人の目で見守る体制だ。クラス担任や教科担当はもちろん、直接教えていない教員までもが連携し、複数の目で生徒一人一人を見守り関わっていく。
生徒と教員の距離が近いのも同校の特徴で、進路指導に関しても、受講者の少ない教科でも授業を成立させ、国公立大対策で英作文の添削を行うなど、各教科担当が生徒一人一人に熱心なサポートを行っている。22年度の進学率は95%。京都大や一橋大などの国公立大学をはじめ、早慶やGMARCHに50人以上の合格者を出した。
「行学二道」を建学の精神とし、日蓮聖人の生涯や思想を学ぶ道徳教育を行い、心の教育にも力を入れている同校。
「入学してきた生徒は、1人残らず“原石”であると考え、その原石を磨き上げることが本校の使命であると考えています」と語る大場校長。今年度の中学入試は、昨年度より志願者が100人以上増えるなど、同校に対する期待度は、年々上がっている。
全教室にプロジェクター付き電子黒板を設置、ICTを活用する授業スタイルを導入している