圧倒的なグローバル環境と本格的なサイエンス教育で、「社会で活躍するための力を育む」教育を実践している三田国際学園。今年度から新たなクラス・コース編成となり、「発想の自由人を育てる」環境はより進化した。大学進学実績や入学偏差値も上昇、さらなる人気を集めている。
今井 誠 副校長・広報部長
世界標準の教育を目指している三田国際学園には、「THINK & ACT」「INTERNATIONAL」「SCIENCE」という三つのキーワードがある。その中でも「THINK & ACT」は、全ての学びと活動の根底にある。「THINK」とは習得した知識を基に“なぜ?”と考えること、「ACT」とは考えたことを行動に移すこと。頭で考えるだけでなく、実践することを大切にしているのだ。
「本校では、解なき問いを自ら発見し、乗り越えていく力を重視しています。教員は生徒たちの知的好奇心を刺激するトリガークエスチョンを投げ掛け、生徒たちは新たな知識を吸収しながら、論理的思考のプロセスをたどり、さらなる問いを生み出すサイクルを繰り返します。教員は、その生徒の力を最大限伸ばすために、教科・学年の垣根を越えて協働しています」
そう説明するのは、今井誠副校長だ。同校では、教科横断型の授業が数多く実践されている。例えば「現代の浮世絵を創る」という授業は、「社会×美術×英語」の各教科がコラボしたもの。浮世絵の歴史的背景や社会的意義を考えるのが「社会」で、現代の浮世絵を創るのが「美術」、海外とオンラインでつなぎ、描いた浮世絵を英語でプレゼンテーションするのが「英語」である。
こうした授業を実践するため、教員研修に熱心に取り組むのも同校の特徴だ。教員研修は年3回実施され、生徒たちにどのような教育が必要なのかを常に追究している。軸にあるのは、「THINK & ACT」の学びのサイクルを通して「発想の自由人を育てる」ことだ。