「社会で活躍できる女性の育成」を掲げて創立された北豊島。リベラルアーツ教育と英語教育に力を入れ、「国際英語コース」の生徒を中心に多数の海外大学合格者を輩出している。少人数制教育にも特色があり、個にフォーカスした環境の中でチャレンジできる生徒が育っている。
北豊島中学校・高等学校
河村惠子 校長
河村惠子 校長
北豊島が力を入れているのは、リベラルアーツ教育と英語教育。
そのリベラルアーツ教育は、創立者が目標とした「社会で活躍できる女性の育成」の精神を受け継いでいる。
「リベラルアーツ教育の目的は、さまざまな問題を幅広い視野で総合的に判断する力を付けることです。大切なのは目先の学習や詰め込みで得られる知識ではなく、生涯学び続ける力を会得すること。自分の考えを発信し、他者の意見を傾聴し受け入れ、考えの異なる他者と協働する意識を持つことが、学び続ける力を得る方法です。本校では多様なプログラムを通して、日常的に“考える癖”を付け、学び続ける土台を育んでいます」と河村惠子校長は語る。
リベラルアーツ教育の根幹は、コミュニケーション能力。北豊島では「発信」「傾聴」「受容」「協働」の能力を高めるため、あらゆる場面で多様なアクティビティーやグループワーク、パブリックスピーキング(プレゼンテーション)の機会を多く設けている。さらに、一つの教科に他教科の教員が入る“サポートティーチャーシステム”を導入、教科横断型のコラボレーション授業を行い、文系・理系の枠を超え、連続性のある、つながりのある教科教育を含めたリベラルアーツの学びを提供している。
知識の広がりを教科内にとどめない、教科横断型のコラボレーション授業を実施。発言機会も多い