海外大学進学の道を開く
「国際英語コース」
英語教育に関しては、高校から始まる「国際英語コース」に特色がある。国際英語コースの目標は、国境を超えて「世界の中の日本」という視野を持つこと。日本文化を理解し、世界に通じる教養を備え、発信力・受容力・英語コミュニケーション能力を伸ばすのが目標だ。
中学から英語の授業を1週間に8時間設定。ネイティブの専任教員を通して「使える英語」を学んでいく
ネイティブと日本人の2人担任制で、学校生活の中で日常的に英語を話す環境になっている。また英語で情報を収集・分析して発信する「CALL」というオリジナル授業や、学年の枠を超えた習熟度授業、教科の枠を超えたクロスカリキュラムなど、多彩なリベラルアーツ教育を実践している。
英語力の数値目標は、CEFR(セファール)のB2レベル(英検準1級相当)。同校には、英国や米国など約20大学と協定し、海外大学の受験に向けた必要なサポートを受けられるオリジナルの海外大学進学プログラムがあり、多くの生徒が海外大学にチャレンジする。2022年度は、2年連続で延べ70校以上に合格を果たした(下表参照)。
「国際英語コースのほとんどの生徒は帰国生ではなく、日本で生まれ育った生徒たち。国際英語コースで鍛えられて自信を付け、世界大学ランキングでも上位の大学に合格しています」(河村校長)
海外大学の合格を勝ち取った上で、国内大学の外国語学部・国際教養学部だけでなく芸術系学部など多様な学部に進学している。進路の選択肢を世界中に広げられるのが国際英語コースの強みなのだ。