企業と生活者に寄り添い「無駄のない消費社会構築」を

会員数1億人超。企業・生活者に寄り添い経済圏を拡大する共通ポイント「Ponta」SDGsや仮想空間も意識しつつ、Pontaにより企業と生活者双方にとって価値のある循環を創り出すことを目指す

「SDGsと仮想空間」──。Pontaの今後の世界観に関わるキーワードである。

 SDGsについて野田常務は、「1億人の会員基盤を持つことは、企業としての社会的責任が重いということ。提携社さまと共に持続可能な世の中をつくる取り組みには当社が旗頭となって取り組まなければならないし、そういう取り組みを続けることで当社の事業基盤が広がりを持つと考えています」と前向きだ。

 また、各企業が興味を持つ仮想空間についても、「1億人の会員基盤があるのだから、仮想空間の可能性に対して支援できることがたくさんある。リアルな空間から仮想空間にお客さまを送る、仮想空間の中のお客さまに合ったプログラムを提供する、といったことが考えられます。現在は一般社団法人日本デジタル空間経済連盟にも参画し、情報を集めたり意見を述べたりすることから始めています」と野田常務は語る。

 共通ポイント同士の競争は激化の一途をたどっているが、Pontaは提携社や取引先企業、会員に寄り添い、要望に柔軟に対応するという立ち位置を変えない。

「当社の事業がまずあって、そこに軸足を置いて物事の組み立てをするのではなく、企業さまに寄り添って物事を柔軟に組み立てていく。当社にはそういう仕組みが完成しています。そのため提携社さまを主語として、データ活用によるマーケティング施策を支援できるのです。企業と生活者双方にとって価値のある循環を創り出し、“無駄のない消費社会構築”を実現するのが当社の理念。顧客管理、ビッグデータを利用したマーケティング……。当社がお手伝いできることはたくさんあります。思いを共にする企業さまと共に、Pontaでつながる経済圏をさらに発展させていきたいと考えています」(野田常務)

 例えば提携社は、自社オリジナルのポイント制度にPontaの運営ノウハウを生かしてさらに発展させていくこともできるのだ。LMの柔軟な姿勢と豊富な運営ノウハウが、「顧客が求めるトータルなマーケティング支援」を可能にする。

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