多くの企業や業界で積み重ねた実績
ベルテクス・パートナーズのコンサルティングメニューは多様だが、実績としては圧倒的に新規事業関連が多い。代表的な事例を挙げてみよう。
大手社会インフラ会社では、将来的に全社売り上げの30%にまで成長が見込める新規事業を求めていた。しかし、事業アイデアは出てくるものの、もうかるビジネスへの落とし込みに苦戦。そこでベルテクス・パートナーズが、フロー&ストック型によるもうかるビジネスモデルの設計や事業戦略策定、サービス開発、スケール化までを支援。100億円のポテンシャルを持つSaaS型の新規事業立ち上げに成功し、リリース半年で50社の顧客獲得を達成した。
また旅行ガイドなどを中心とする大手出版社は、他社に後塵を拝しているデジタル領域を加速させる新規事業の立ち上げを画策し、専門チームを設立。事業のあるべき姿と実現への道筋を示し、並走してくれるパートナーとしてベルテクス・パートナーズを選んだ。事業戦略策定やアジャイル開発に伴走しながら立ち上げたサービスは、リリース3年で会員数90万人を突破。サービス全体で月間平均600万PV(ページビュー)を達成し、目覚ましい成長を見せている。
大手エンタメメーカーでは、業界随一のデジタル先駆企業として、AI(人工知能)やブロックチェーンなど先端技術を活用したプロダクトの市場投入を目指していた。そこに対しベルテクス・パートナーズが事業領域やテーマの設定から、事業戦略の策定、スケール化までをサポート。AR(拡張現実)市場への先行参入、ビジネス立ち上げによる収益化を成功させた。デジタルサービスの目標としていたCV(コンバージョン)率50%向上、コスト30%削減を大幅に上回る形で達成。「売り切り型」のビジネスから「リカーリング(継続収益)型」のビジネスへの転換を果たした。
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このような実績が顧客企業の中で評価され、さらに、顧客側から利用するメニューの拡充を依頼されたり、別のチームで新規事業開発に挑戦したりと、ベルテクス・パートナーズとの結びつきがますます強くなるケースも多いという。
「とあるお客さま先で、複数の大手コンサル会社が共同で進めるプロジェクトがありました。当社はそのうちの1社として参画していたのですが、最終的には当社が単独で一手に引き受けることになりました。一緒に仕事をしてもらえれば、当社の良さ、他社との圧倒的な違いが分かってもらえるはずです」(山口社長)
今後、新サービスとしてクロスボーダーM&Aを始める予定だ。すでに展開しているビジネス向け英会話サービスと合わせて、海外事業の支援を強化していくという。山口社長はこう呼びかける。
「グローバルな競争環境の中、日本企業の競争力は低下しています。企業が元気になるためには、時勢に合った将来性の高いビジネスを立ち上げ、拡大していくことが求められます。その力を身につけるためのお手伝いを親身になって行いたい。“ここに仲間がいるよ”と伝えたいですね」
ベルテクス・パートナーズの社名には、「クライアントの真のパートナーとして困難な経営課題に向き合う」という思いが込められており、コンサルティング、という言葉を使わなかったというのも、それを物語る。新規事業立ち上げを目指す企業にとって、今最も頼もしいパートナーといえるだろう。