「先進的技術者集団」として、課題解決に全力で取り組む

 インサイトテクノロジーは、単に製品・サービスを提供するだけでなく、企業が抱える「データガバナンス」上の課題を個別に解決するコンサルティングや実装支援も行っている。「先進的技術者集団」としての力量を遺憾なく発揮し、企業のデータ利活用を最大化する全方位的なソリューションを提供できるのが、同社の本当の“強み”だ。

 具体例として宮地CTOが挙げたのが、あるネット銀行への支援事例である。

 そのネット銀行では、業務量や顧客数の増加に伴い、顧客情報データベースのデータ量が肥大化していた。これによって分析処理の負荷が増大したため、一部の処理をクラウド上の分析用データベースに分離することを決定。顧客情報データベースから分析用データベースに低コストで効率よくデータを移行させるためのツールとして、インサイトテクノロジーが提供する「Qlik Replicate」(クリックレプリケート)を採用した。

 そこで問題となったのが、「顧客情報を生データのまま外部に出してはいけない」という社内ルールだ。金融機関ならではの厳格な情報管理ではあるが、クラウド上のデータベースに顧客情報データをそのまま移行すると、このルールに抵触してしまう。

 そこで、「移行するデータの個人情報に関わる箇所をマスキングするために、『Insight Data Masking』も導入することを提案しました。これによって分析用データベースへの移行が可能となっただけでなく、個人情報の漏えいリスクがなくなったので、行員の方々が自宅のパソコンからでも分析用データベースにアクセスできるようになり、リモートワークが促進されるという副次的効果も生まれました」と宮地CTOは説明する。 

 インサイトテクノロジーの課題解決力の高さを象徴するのが、食品宅配サービス会社、オイシックス・ラ・大地への支援事例である。オイシックス・ラ・大地が運用する基幹データベースをAWS上に移行するプロジェクトが進んでいたが、多岐にわたるサービスの無数の業務に対して、テストの網羅性がシステム移行の課題となっていた。

 相談を受けた宮地CTOはインサイトテクノロジーのコンサルタントを率いて、移行対象の洗い出しからデータ移行方式の選定に至るまで、移行全般にわたる作業をサポートし、安全な移行を実現させた。

「『データガバナンス』の構築に関するトータルな企画・提案から、データベースに関わるあらゆる困り事にお応えできるのが当社の持ち味です。ささいな問題でも、ぜひお気軽に相談していただきたい」(宮地CTO)

 同社は22年10月、「Insight Catalog」や「Insight Master Data Management」「Insight Audit」など複数の製品・機能をワンパッケージにした新ソリューション「Insight Governor」(インサイトガバナー)をリリースした。“守り”と“攻め”の両面で、企業のデータ利活用を支援していくという同社の哲学が凝縮されたソリューションといえる。

 最後に森田CEOは、「データは電気やガス、水道と同じ社会インフラの一つとなり、利活用しなければ生きてはいけない時代になっています。これからも『先進的技術者集団』として、企業のデータ利活用の課題解決に全力で取り組んでいきます」と語った。

「Insight Governor」は、企業に散在しているデータを安全に統合・可視化し、迅速な意思決定を支援するためのDXインフラ整備ソリューションです。ブランドサイト・コンセプトムービーは下記をご覧ください。
・Insight Governorブランドサイト:

https://www.insight-tec.com/brand/insight-governor/
・Insight Governorコンセプトムービー:
https://youtu.be/qrRKgmc6MgU

「Insight Governor」に関するご質問、お見積り、資料請求をご希望の方は以下よりお問い合わせください。
https://www.insight-tec.com/contact/insight-data-governor/

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