「今、ここ」に自分の気持ちを向けるマインドフルネス。欧米のビジネスパーソン向けのストレス軽減法として始まったブームは、日本に“逆輸入”される形で浸透しつつある。マインドフルネスと禅の違いは、禅が正身(しょうしん)端坐する(体の形を決める)ことにある。「禅が今も世界中で支持されているのは、内的な精神性だけでなく、他者との関連性や環境との調和の上に、自己を明確に把握できるから。さらに、坐禅など修行の形態を保持しているのも大きな理由だと思います」と石井教授は指摘する。ルーツに仏教の禅があるマインドフルネス。形は変わっても、禅の基本思想はグローバルに広がり続けている。
駒澤大学ing
Susannah Duerr(スザンナ・ドゥーア)氏
駒澤大学大学院仏教学研究科 研究科研究員
デューク大学大学院
博士課程(宗教哲学科)所属
駒澤大学大学院仏教学研究科 研究科研究員
デューク大学大学院
博士課程(宗教哲学科)所属
日本のマインドフルネスを研究中!
駒澤大学大学院に研究員として在籍し、現代日本の仏教を研究しています。出身は米国テキサス州、キリスト教徒なのですが、幼い頃から母親の影響でさまざまな宗教に興味を持っていました。大学時代に京都のお寺で坐禅を体験するプログラムに参加し、日本の仏教や文化を好きになったのが駒澤大学への留学のきっかけです。現在は仏教の啓蒙書の研究をしながら、日本のマインドフルネスにも興味を持ち、オンラインのグループ活動やイベントに参加するなど、幅広くフィールドワークを行っています。もう一つ関心があるのは修験道。その奥深さを研究したいと考えています。アニメの登場人物などを通して、ZEN(禅)は米国でも人気がありグローバルに広がっています。いつか、マインドフルネスのルーツとなった日本の禅について、一般読者向けの本を書きたいです。
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駒澤大学総務部広報課
〒154-8525 東京都世田谷区駒沢1-23-1
MAIL:koho@komazawa-u.ac.jp
https://www.komazawa-u.ac.jp/
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