鉄道の安全を守る
スペシャリスト
新幹線レール交換システム(通称:REXS)。新幹線のレール交換を効率的に施工する世界で唯一の車両群を保有し、機械化施工を推進
22年春に発生した最大震度6強の福島県沖地震。「地震発生直後に現場へ向かい、翌朝にはJR東日本と連携して現地調査を行い、当社より復旧方法を提案してすぐに作業に入りました。当社社員が使命感を持って早期復旧に尽力しました」(前川社長)。結果、復旧予定日より6日も早く東北新幹線は全線開通した。
「社員の仕事ぶりは非常に誇らしく、当社の経営理念を支える力強いDNAを見た思いがします」と前川社長は胸を張る。
同社が開発したホームドア用軌陸式門型クレーンでPC板の搬出入の効率化を実現。JR東日本の首都圏330駅への設置計画のうち、50%超の受注を目指している
50億円を投じた
研修センターが完成
同社は人材育成にも注力しており、22年3月には「東鉄総合研修センター」を開所させた。これには50億円を投じており、人材育成への並々ならぬ姿勢が見て取れる。「安全で高品質な構造物を施工するには、実際の現場に近い環境での訓練が最も重要かつ効果的」(前川社長)。
鉄道関連工事を体験しながら学習できる実践型研修施設となっている。