東京応化工業は、半導体製造に欠かせない化学薬品"フォトレジスト"の分野で、世界トップクラスのシェアを持つグローバル企業だ。自由闊達な社風で知られ、充実した教育制度と時代に則した人事制度を用意し、多彩な人材を求めている。
東京応化工業
種市順昭代表取締役 取締役社長
種市順昭代表取締役 取締役社長
世界の半導体製造を支える化学メーカーが日本にある。半導体の微細な回路パターンの形成に欠かせない「半導体用フォトレジスト」を製造する東京応化工業(TOK)だ。
1940年苛性ソーダを開発・製造する化学メーカーとして始まったTOKの歴史は、68年に大きく転換したと種市順昭(のりあき)社長は振り返る。
「当社は68年に微細加工技術に着目し、日本で初めて半導体用フォトレジスト(感光性樹脂)の製造を始めて半導体製造分野に本格参入し、業績を大きく伸ばしました。創業時から磨き続けてきた高純度化技術と併せ、今や、『フォトレジストの東京応化』として知られるようになりました」
TOKの経営理念は、創業者の向井繁正氏の「『自由闊達』な社風のもと『技術のたゆまざる研鑽』にはげみ『製品の高度化』をひたすら追究し、すぐれた製品を供給することにより『社会への貢献』を果たす」という考えに基づいている。種市社長は、「読み返すたびに現在のTOKの姿、さらに未来の姿がここにある」と感銘を受けるという。