自ら調べ、判断し、
行動できる人材を求む
鮫澤素子人事部部長
半導体の最先端分野では熾烈な技術開発競争が行われている。TOKは競争を勝ち抜くために、技術、人材、人脈、財力を戦略的に強化している。その中でも特に人材を重視し、22年からスタートした「tok中期計画2024」では、人材育成のための投資や仕組み作りに積極的に取り組むことを宣言した。
では、どのような人材を求めているのか。人事部の鮫澤素子部長はこう話す。
「進化の早い半導体業界では、顧客の課題解決をするのに、最新の情報などに常にアンテナを立て、周りから言われたことをただやるのではなく、『自ら調べ、自ら判断し、自ら行動できる人』にぜひ来てほしいのです」
TOKは世界に顧客を持つ技術の会社。多様性を重視し、世界をフィールドに活躍する意欲を持つ人材を求めている。
教育制度の充実はTOKの特徴の一つ。「新入社員向けにはいち早く会社に溶け込んでもらえるよう、技術教育のほか部署横断・工場研修を実施しています。また英語研修も充実させています。他にも各階層向けに体系的に学べる教育制度もあり、社員がスキルアップできるプログラムを用意しています」と鮫澤部長。
先の「tok中期計画2024」では、「従業員エンゲージメント(愛着心)の向上」を打ち出した。その理由を鮫澤部長は、「今の家族的な社風はそのまま、従業員がより仕事にやりがいを持てる環境をつくり、幸福感を高めることが、結果として業績の向上につながると考えているからです」と説明する。
新しい人事制度も導入された。従業員の各職種に求められる役割・責任を明確にし、その成果を重視する「役割等級制度」を導入、人材の専門性を生かす職種ごとの専門職制度も整備されて、透明性・公平性が高まった。
教育制度の充実と人事制度の刷新には、何事にも勇気を持って仕事に挑戦してほしいという会社の願いが込められている。
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