「建築業界ではBIMやクラウドなどを積極的に導入する動きがあり、当社でも環境・防災分野とシステムを組み合わせた新しい価値の提供に力を入れています。当社の強みは自社にIT部門を抱えていること。自社開発ソフトを使用してさまざまな自動計算を行えるため、正確性や品質の高いコンサルティングが可能になります。省エネから環境認証までを、ワンストップで対応できる会社は他にないと自負しています」（小池社長）
“8つの心得”と
アットホームな社風
顧客への提案だけでなく自らも積極的に環境対策を実践。同社の高崎オフィスではエントランスの内壁にFSC認証木材を使用。環境認証の「LEED（※2）」「CASBEE（※3）」などを取得している
同社では経営理念の中で「8つの心得」を定めている。「ONE IZUMI」（自分や自部署のことだけを考えないで、会社全体を見て行動しよう）、「顧客中心」（常にお客様を中心に考えよう）、「信頼」（お客様、社内、社会から信頼される人になろう）、「勇気」（周りに流されずに、きちんと自分を持つ勇気を持とう）、「スマート」（スマートな仕事をしよう）、「成長」（仕事を通じて成長しよう）、「責任感」（責任感を持った仕事をしよう）、「礼節」（内外問わず、礼節を心がけよう）の8つで、これらの心得に共感できる人材を採用したいと考えている。
「“8つの心得”は、社員にヒアリングをして導き出したもの。“どのような人と一緒に働きたいか”という質問がベースになっています。当社は中途採用の社員が多いこともあって、多様なバックグラウンドを持つ人を尊重する、風通しの良い社風があります。お互いを気遣うことのできる社員が多い、アットホームな会社です」と小池社長。
新卒では建築学科や環境学科の出身者が多いが、コミュニケーション力にたけた文系出身者も重宝される。
「当社の仕事は、経営理念にもある通り、良質な社会ストックの形成に貢献すること。単に利益を出すだけでなく、世の中に品質の良い建物を残していく重要な仕事です。環境対策はSDGsなど世界的な潮流でもあり、将来性のある伸びゆく分野だと考えています」
