鉄道、社会インフラを支える、ハイレベルな技術人材を育成

日本電設工業

安全と品質の向上を
支えるのは人材

鉄道、社会インフラを支える、ハイレベルな技術人材を育成年間利用者数延べ3万人の自社研修施設・中央学園には線路や踏切、駅ホームまで備えられている
鉄道、社会インフラを支える、ハイレベルな技術人材を育成NDK仙台東ビルは省エネ達成率100%超の「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」で、同社の省エネ関連事業の象徴

 こうしたNDKの成長と安定を支える柱は二つある。その第1の柱は技術レベルの高さだ。「鉄道電気工事では、これまでにも東南アジアや南米など海外への技術協力の実績が多数あり、近年では、インドの高速鉄道(新幹線)にも協力を始めています」(安田社長)。

 そして第2の柱は人材のレベルの高さ。育成に力を注いでいることは、大規模研修施設である「中央学園」(千葉県柏市)を半世紀以上にわたって運営している点からも明らかだ。その充実した設備を活用した多様なプログラムを用意し、学生向けの仕事体験(インターンシップ)も精力的に実施している。

鉄道、社会インフラを支える、ハイレベルな技術人材を育成2022年3月の福島県沖地震で被災した東北新幹線の鉄道設備。NDKは電気設備の復旧に尽力し、早期運転再開に貢献した

 安田社長は、「インフラを支えるという私たちの仕事は、お客さまや利用者の皆さまからの信頼があって初めて成り立つもの。安全と品質の追求では今後もさらに高みを目指します。これは簡単なことではありませんが、実現できたときの意義や達成感は非常に大きい」とし、22年3月16日の福島県沖地震で大きな被害を受けた東北新幹線の鉄道設備復旧作業を例に挙げて、次のように誇りを示す。

「工事というと、屋外、夜間、長時間などとネガティブに捉えられることもありますが、あの大きな地震後の早期運転再開は当社の技術力をもってこそ成し遂げられたと自負しています。私たちの仕事は決して楽な仕事ではありません。しかし、社会のためになり、かつ、自分たちにしかできないという、やりがいの大きな仕事であることは間違いありません」

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