在宅ワークが広がり、改めて「椅子」の重要性に注目が集まっている。近年、ビジネスユーザーにも人気なのが「ゲーミングチェア」だ。そのリーディングブランドであるAKRacingから、岡山県産のデニム素材を採用したチェアが登場した。なぜ在宅ワークにお薦めなのか、詳しく見ていこう。
「ゲーミングチェア」の仕事使いはもはや一般的
オフィス向けハイエンドラインである「Premiumシリーズ」がベースになっている。体圧分散に優れたクッション材やフルフラットリクライニング、調整可能なアームレストなどの機能で、長時間の作業も疲れにくく集中して行える
在宅ワークの広がりなどで、座っている時間がさらに延びたと感じている人も多いだろう。座りっ放しによる腰痛や肩凝りなどは、多くの人が自覚しているはずだ。
こういった悩みを解消するには、座っているときの姿勢が大切だ。そこで今、正しい姿勢をキープできる、健康に良く快適な「椅子」が求められている。
「在宅ワークにお薦めの椅子」などと検索すると、高い確率でヒットするのが「ゲーミングチェア」だ。名前や見た目からゲームユーザー向けと思うかもしれないが、実はパソコン作業全般にお薦めできる椅子だ。中でもAKRacingのチェアは、特徴的なフォルムやカラーリングで人気が高い。
AKRacingは、健康で快適な生活をもたらす椅子を提供するゲーミングチェアブランド。元はレーシングカー用のシートを製造していたが、その技術力を背景に、ゲームユーザー向けのチェアを開発した。部品の調達から設計、開発、製造、品質管理まで、全てグループ内で完結できるのが強みだ。
日本ではテックウインドが、2015年から同ブランド製品の開発販売を開始。長時間ゲームに集中できる、疲れにくい快適な椅子は、すぐにゲームユーザー以外にも知られるようになる。オフィスでも使いたいという要望に応え、黒を基調とした「Premiumオフィスチェア」がラインアップに加わった。
また、在宅ワークの広がりから、個人ユーザーが自宅での作業用にゲーミングチェアを購入するケースも増えている。テックウインドPM2部部長の木村昇氏は、購入者の用途を全て把握しているわけではないとしながらも、「黒やグレー、白といった落ち着いた色の出荷が増えていることから、ビジネスユーザーのニーズが高まっていることを実感しています」と語る。