岡山県産のデニム素材で、より快適な座り心地に
用途の広がりを受けて、新たに開発されたのが、張り地にデニム素材を採用したゲーミングチェアだ。自宅で使いたいという要望に応えるため、どんなインテリアにも合うデザインとしてデニム地のものが採用された。
インテリアになじむ、落ち着いた色合いのインディゴブルー
優しく落ち着いた色合いのデニム素材は、仕事だけでなく、リラックスしたいときにも最適。岡山県井原市(いばらし)のふるさと納税返礼品としても採用されている
そもそもAKRacingは「長く快適に使ってもらいたい」という開発コンセプトを掲げており、従来の合皮素材でも保証期間が最長5年と長い。しかし環境にもよるが、10年くらいたつと加水分解が起こり劣化を免れられない。今回のデニム地製品では、その弱点を克服すべく、快適性や耐久性に徹底的にこだわった。採用されたデニム素材は、世界最高水準の品質で知られる岡山県産。デニム生地の一貫生産体制を持つ、デニム専業メーカーと協業し、家具に最適な生地を選んだ。
自然素材故の適度な吸湿性と通気性を持っており、肌当たりも良い。一方で耐久性も考慮され、快適さとのバランスを図った最適な厚さが、今回採用された13オンスという重量の生地だ。縦糸を色移りしづらい反応染料と呼ばれる染料で染めており、デニム生地本来のインディゴブルーカラーを長期間楽しむことができる。
発売前の1年半のテスト期間中に使い続けた木村氏に感想を聞くと、「デニム素材の特性上、色移りや色落ちは避けられませんが、私が使っていた期間では、気になる色落ちや劣化もなく快適な座り心地でした」とのこと。