円安が追い風となり
基準価額を押し上げた
そしてもう1つ、見逃せないのが円安による恩恵だ。
「まるっと米国」は、米国の成長力を余すところなく享受するため、「為替ヘッジなし」の設計になっている。急激な円安によって、3月に1米ドル120円近辺だった米ドル円相場が150円近くまで上昇したことが、基準価額を押し上げた。
「米ドルベースで見ると、設定来の組入れETFの価格は米国債券が10%安、米国株が13%安となっていますが、円ベースでは、米国株ETFが9%高、米国債券ETFは11%高とむしろ値上がりしています(22年10月31日時点)。分散投資とともに外貨投資で収益の安定を目指していますが、その効果がおわかりいただけると思います」
今後、円安から円高に転じたとしても、長期的には潜在成長率が低い日本の円よりも、年2〜3%の成長を続ける米国のドルのほうが買われやすい局面が続くはず。「米国の成長力を享受する」という外貨投資は、今後も効果が期待できそうだ。
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2023年は米国債券高が株価の下落を補うと予測 >
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