その「DRIVE CHART」に2022年6月、「アルコールチェッカー連携」機能が追加された。
同年4月、白ナンバー事業者による運転者のアルコールチェックが義務化されたことを受け、検査と記録が効率よく、確実に行えるようにするために追加したものだ。
「対応するアルコールチェッカーをスマートフォンと無線接続し、検査を行うと、その記録が『DRIVE CHART』の管理画面上に自動連携される仕組みです。アルコールが検知されたかどうかだけでなく、運転前後に義務付けられている検査が漏れなく行われているかどうかも管理できます」(武田部長)
自動連携に対応するアルコールチェッカーとして、「DRIVE CHART」は老舗メーカーである中央自動車工業の「ネオ・ブルー」を採用した。
手動連携で運用する場合は、ネオ・ブルー以外の手持ちのアルコール検知器などでも利用が可能。今後の開発状況によっては、開発内容・対象機器が変更となる場合あり
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スマートフォンと無線接続するBluetooth機能を備え、コンパクトで操作がシンプルであることなども選定の理由だが、何より重視したのは、アルコール検知の精度の高さである。
商品開発部 兼 営業開発部
兼 広州セントラル
酒井規光取締役 統括部長
「当社はアルコールチェッカーの開発で20年以上の実績を持っており、アルコール検知器協議会の認定(試験機関:化学物質評価研究機構)を受けるなど、検知精度の高さは業界でもトップレベルです。警察のアルコール検査にも当社の製品が採用されています」と語るのは、中央自動車工業商品開発部兼営業開発部兼広州セントラルの酒井規光取締役統括部長である。
アルコールチェッカーは、「アルコール以外の物質にどれだけ“反応しないか”」という点が、精度を評価する上での重要なポイントだ。
「誤反応が頻発するような装置で検査を行うと、飲酒をしていない方まで酒気帯びと判定され、運転できなくなってしまいます。それによって業務を滞らせてしまうようなアルコールチェッカーでは、導入する意味がありません」と酒井統括部長。
GOが「DRIVE CHART」に自動連携させるアルコールチェッカーとして「ネオ・ブルー」を採用したのは、アルコール以外の物質には反応しない精度の高さを実現していることが大きな決め手となった。
武田部長は、「『DRIVE CHART』も、運転の状況などを高精度に検知・記録する技術を徹底追求しており、基本的な開発思想は『ネオ・ブルー』と共通するものがあります。誤検知によってユーザーの業務に支障を来すような製品であってはならないという考え方は、当社も徹底しています」と語る。