業務の「アウトソース+DX」を活用したトータルソリューションを提供東京ビッグサイトで開催された展示会に出展し、芙蓉リースグループのBPOサービスを訴求。
左から、芙蓉総合リースBPOサービス推進部 川﨑雄二部長、ヒューマンセントリックス 中村寛治代表取締役社長、芙蓉総合リースBPOサービス推進部 渡辺真由氏

 芙蓉リースグループのBPOサービスは、高度化・複雑化する企業の業務プロセスの課題解決を支援している。動画制作・配信事業で国内トップレベルの実績を誇る「ヒューマンセントリックス」をグループに加え、事業領域を拡充。さらにコンサルティング力を生かし、BPOとDXを組み合わせたトータルソリューション「BPS」の提供にも力を入れている。

 芙蓉総合リースでは、社会課題の解決と経済価値の創出を同時に実現するCSV(共有価値の創造)の実践によって、グループの持続的成長を目指す中期経営計画「Fuyo Shared Value 2026」を推進中だ。この中で、経営資源を集中投下する成長ドライバーの一つとして「BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービス」の強化に取り組んでいる。

 同中計では、非財務目標として「お客様の業務量削減時間:100万時間(5年間の累計)」を掲げている。その狙いについて同社BPOサービス推進部の川﨑雄二部長は、こう説明する。

「BPOを通じて高度化・複雑化する企業の業務プロセスの課題解決を支援し、お客さまに価値創造のための時間を創出していただくことが目的です。また、生産性向上が企業経営に求められる中、業務のアウトソースとDX(デジタルトランスフォーメーション)を組み合わせたトータルソリューションを『BPS(ビジネス・プロセス・サービス)』として提供。コンサルティングによりオペレーションとシステムの両面から業務改革実現をサポートしています」

M&Aで事業領域の拡大と機能強化を図る

 同社では、M&Aを活用してBPOの事業領域の拡大と機能強化を図っている。これまでに一括請求サービスなどを提供する「インボイス」をはじめ、総務・経理・人事などの管理部門を対象とした総合アウトソーシング会社「NOCアウトソーシング&コンサルティング」、DXの実現を支援する「Work Vision」などを子会社化した。

 2022年10月には、企業向け業務用動画制作・配信事業で国内トップレベルの実績を誇る「ヒューマンセントリックス(HCX)」を子会社化し、事業領域をさらに広げた。芙蓉リースグループ各社が企業の抱える課題に対し、最適なソリューションを提供する体制が整っている。