分かりやすさを重視し実用性の高い動画を制作
HCXでは、動画の企画立案から制作・配信までをワンストップで行う。創業者の中村寛治社長は事業の特徴を次のように語る。
「他社と大きく異なるのは、お客さまの課題解決の“手段”として動画を制作している点です。そのため、当社は営業を支援するプレゼンテーション動画からスタートしましたが、今では商品・サービス紹介や会社案内、教育研修、セミナー、IR・株主総会、各種マニュアルなど対象が大きく広がっています」
創業から19年で、大手企業2000社以上、5万本を超える動画制作・配信を支援している。こうした長年の実績を通じて蓄積してきた動画制作・配信ノウハウと、課題解決に導くコンサルティング力が同社の強みだ。
動画のクオリティーも多くの企業から高く評価されている。中村社長が最も重視しているのが「分かりやすさ」だ。「当社のクリエーター約80人にHCXのクリエーティブの方向性は何かと聞いたら、全員が“分かりやすさ”と答えます。感性だと言う人は一人もいない。業務用ですから実用性が最も重要です」。
それを物語るのが動画の長さ(尺)だ。「これまでの経験から2分間以内を目標に制作しています。10分の動画を希望されるお客さまもいらっしゃいますが、その場合は2分の動画もサービスで提供します。そうすると結局、短い動画を使うようになります。サイトに両方アップしても、多くの人に見ていただけるのは圧倒的に短い方の動画です」(中村社長)。
短い動画で分かりやすく伝える技術も、同社がこれまで培ってきたノウハウなのだ。