個性豊かな
高校4コース制
高校では21年度、生徒の希望や特性に応じた四つのコースを新設した。最上位コースの「スーパーアカデミック」は、探究活動や小論文・英作文育成講座、早稲田大学名誉教授による通年の探究ゼミなどを実施し、最難関大学を目指す。生徒数の多い「アカデミック」は、フレキシブルなカリキュラムと、個々に徹底対応したキャリア教育が特徴で、AIを用いた個別最適化授業にも取り組んでいる。
全国に先駆けて1人1台のタブレットを実現したICT推進校でもある
「グローバルスタディーズ」は、語学教育と探究型学習に力を入れる。グローバル併願制度「UPAA」「UPAS」に加盟しており、海外大学への出願が身近になった。「キャリアデザイン」は実践型授業が特徴で、生徒たちの得意分野を知るために企業インターンシップを実施、推薦入試に特化した授業を行っている。
「大学や社会の流れを考えて作ったコース制だけに、進路に対して最適な教育を提供できています。教員も授業がやりやすく、機動力も格段に上がりました」と、髙橋校長は手応えを語る。もともと生徒一人一人へのきめの細かな指導で知られる桜丘。「個別指導」と「絶対評価」という指標を軸に、さらなる躍進を図る。
桜丘の校舎内には美術品のレプリカが随所に展示されており、学校全体がミュージアムになっている