長い歴史を持ちながら、時代に合わせた教育を実践する目白研心。SEC(スーパーイングリッシュコース)を設置するなど英語教育に力を入れる。英語力を武器に近年は理系進学も増加。その一方で豊かな心を育むイベントにも取り組む。
目白研心中学校・高等学校
吉田直子校長
吉田直子校長
今年度、創立100周年を迎える目白研心。2023年4月に就任した吉田直子校長は、「これまでの歴史ある教育方針を受け継ぎ、ポストコロナ時代の世の中の変化を見据えながら、新たな教育を進めていきたい」と抱負を語る。都心(新宿区中落合)に立地しながら、広々としたキャンパスには緑豊かな自然が広がる。「穏やかで素直な生徒が多い」(吉田校長)という校風の下、生徒たちは伸び伸びと中高6年間の青春を送る。
4技能全てをネイティブ教員が指導。実践的なコミュニケーション能力を養う
目白研心の教育の特徴は、独自のカリキュラムを持つ英語教育だ。その中心にあるのはネイティブ教員によるオールイングリッシュの授業「ACE(Active Communication in English)」。少人数制授業で一人一人の学習状況を細かくチェック。海外のテキストを使用する体験型の学習を通じて、実践的なコミュニケーション能力を育てる。一般に日本人教員が担当することが多い「読む・書く」の指導も、ネイティブ教員が指導する。
7人のネイティブ教員は、自国の教員免許やTESOL(英語教授法)資格の取得者