2018年に共学化を実現、伝統と革新の調和を図る八雲学園。独自の海外研修プログラムを持つグローバル教育と、多彩な文化体験に特色がある。チューター制度を導入するなど、生徒と教員の信頼関係も大切にしている。
八雲学園中学校高等学校
近藤彰郎理事長・校長
近藤彰郎理事長・校長
グローバル教育に定評のある八雲学園。コロナ禍も落ち着いた2022年度から、独自の海外研修プログラムが復活している。同校は米国カリフォルニア州サンタバーバラに「八雲レジデンス」を所有、この施設が海外研修の拠点となる。
「八雲レジデンス」を拠点に、中3全員参加の米国海外研修(2週間)が行われる
代表的なものは、中学3年生の米国海外研修。UCSB(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)での習熟度別授業や、姉妹校ケイトスクールとの交流、地元小学校への訪問やレストランでの食事などを通じて、本物の英語や文化に触れる。
「このプログラムは旅行代理店などを通さず、本校独自に現地大学や小学校、ホテルやレストランに直接交渉しながら作っています。長年培ったノウハウをフル活用しているため、内容は充実し、生徒たちは2週間の中身の濃い海外体験をします。このプログラムをきっかけに、もっと英語を勉強したいと、より長期の留学に挑戦する生徒も出てきます」
そう説明するのは、グローバル教育を推進する近藤彰郎理事長・校長だ。