日立システムズの就業管理システム「HIPLUS®(ハイプラス)」は、2004年に提供が始まって以来、幅広い業種業態の数多くの企業で活用されている。導入の規模もさまざまで、小規模から大規模までを「導入型」と「SaaS型」でサポートしている。HIPLUSのこだわりはユーザビリティと多様なオプション機能。人事部門などの担当者はもちろん、現場ユーザーにも使いやすいシステムである。充実したシフト管理機能、プロジェクト管理オプションによる作業工数管理機能で基幹システム(原価管理)との連携にも定評がある。

使いやすさとメンテナンスの容易さに強み

HIPLUSの特徴

 日立システムズの就業管理システム「HIPLUS」は、2004年にリリースされた。以後、幅広い業種業態の企業で活用されている。ライセンスを販売する「導入型」と月額課金の「SaaS型」という提供形態があり、導入型については大規模向け(CPUライセンス ※利用者ID制限なし)と中小規模向け(500IDまで)の2タイプが用意されている。

 HIPLUSが特に注力しているポイントは2つ。ユーザビリティと業種業態に合わせた多様なオプション機能である。日立システムズ 産業パッケージ開発本部の藤原直人氏はシステムの特徴をこう説明する。
「管理者だけでなく、現場マネージャーなどのエンドユーザーが直観的に扱えなければ、なかなか活用してもらえません。そこで、ガイダンス機能やTo-Doリストなどを充実させ、システム側からのメッセージに従って簡単に操作できるようにしました」

 また、各種マスター入出力機能により各種マスターデータをExcel上でメンテナンスできるのもHIPLUSの強み。藤原氏はこう続ける。
「HIPLUSからExcelに社員・部署・勤務テーブルなどのマスターデータを出力し、Excel上でメンテナンスを行ったうえで、再びHIPLUSに戻すという簡単な手順です。ユーザーが使い慣れたExcelでメンテナンスできる点が、お客さまから好評を得ています」

 このほか、通常は専門の技術者に依頼することも多いパラメータの設定変更も容易だ。例えば、代休の取得期限の変更(1ヵ月→2ヵ月)や時間計算の丸め(15分単位切り捨て→1分単位切り捨て)を変更するときなどには、社内の管理者がシステムメンテナンスメニューからユーザー管理者がパラメータを操作するだけ。藤原氏は「お客さまのルール変更にも、柔軟に追随できるシステムです」と語る。