*2023年8月末時点。
米国企業との直接対話を通じて
本質的な企業の価値を見極める
そもそも「メジャー・リーダー」が投資する対象は、なぜ米国株なのか。西チーフファンドマネジャーは、米国株の強さについて言及する。
「まず、米国市場自体がとても大きく、グローバル企業でも米国内での売り上げがとても大きい。名目GDPは世界の4分の1を占め、そのうち約7割が個人消費です。また、移民が多いことから少子高齢化の進行がゆるやかで、人口が増え続けている。さらに、米国ではCEOが自社株を持っていることが多く、株価を上げるインセンティブが非常に高いという特徴があります。中でも重要なのは、イノベーションが起こり続けていて、多額の資金調達が行われており、大型グロース株(成長株)がしっかり存在しています。こうした米国の強みを、ファンドできちんと取り込んでいきたいと考えているのです」(図2、図3参照)
※期間:1979年12月末~2023年8月末、月次。※出所:Refinitivのデータを基に三菱UFJ国際投信作成。※上記は指数を使用しており、ファンドの運用実績を示すものではありません。※上記は、過去の実績・状況または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではありません。また、為替・税金・手数料等を考慮しておりません。※計測期間が異なる場合は、結果も異なる点にご注意ください。
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強い米国株から、さらに成長性のある企業を見つけ出す。その「プロの目利き力」とはどのようなものなのか。西チーフファンドマネジャーは「本質的な企業の価値を見極める力」だと語る。本質的な企業の価値を見極めるには、不確実性が高まる未来に対して「先を見極める力」が必要になる。
「運用チームには、世界のさまざまな市場で運用に携わってきたメンバーが集結しています。豊富なキャリアや長年のリサーチで培われた経験値があり、“先を見極める力”を発揮するための知見が蓄積されています。投資の考え方を共有した上で、これらの知見を生かし、チームで深く議論を行うことで、より本質的な企業の価値に近づくことができると考えます。決して特殊な能力があるわけではなく、ひたすら地道にリサーチと議論を重ねています。それが私たちの考える『プロの目利き力』です」
重要なのは、企業の成長性が“長く”続くかどうかの見極めである。通常、株価は1~3年ほど先の業績を織り込んで形成されることが多いとされるが、運用チームでは3~5年、さらにはそれ以上の期間で、高い成長性を維持していけるかどうかを見極める。短期での成長性ではなく、あくまでも長期の目線で成長を維持できるかどうかなのだ。
こうしたリサーチや分析を裏付けるために、運用チームのメンバーは定期的に現地に赴き、企業との直接対話を行っている。企業の担当者と直接コミュニケーションを取ることで、「その企業が本当に長期にわたって成長できるのか?」を確認する。
「企業との直接対話は、仮説の答え合わせの場だと考えています。私たちは、成長の持続性という観点を念頭に置きながら、日々さまざまな仮説を立て企業調査を行っていますが、対話を通して自分たちの仮説を確認し、企業への理解をより深めていきます。運用チームのメンバーは、それぞれ全米各地の企業に足を運び、直接対話の結果を持ち帰ります。その上で、成長戦略などについて議論を行い、投資するか否かの確信度を深め、最終判断につなげていくのです」
現地に赴くことで、さまざまな発見もある。例えば、企業や店舗、工場の中で実際にどのような経営が行われているかを直接確かめることができる。経営方針はどの程度現場まで浸透しているのか、店舗運営やターゲット顧客に対して適切なサービスを行っているのか、どこにどの程度コストを割いているのか……。経営を肌で感じることで、自らの仮説との整合性を確認することができるのだ。
「現地に赴くと『わざわざ来てくれた』と歓迎してくれて、担当者は胸襟を開いてくれます。こちらの質問に対する相手の表情を読むこともできるし、業界や市場の動向を本音ベースで聞くこともできる。一度対面取材を行えば、担当者との人間関係もできて、その後のオンライン取材がスムーズにいくというメリットもある。アクティブ運用を行っている以上、企業との直接対話は必要不可欠なものだと考えています」と西チーフファンドマネジャーは語る。
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【投資リスク】
基準価額の変動要因:基準価額は、株式市場の相場変動による組入株式の価格変動、為替相場の変動等により上下します。また、組入有価証券等の発行者等の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の影響を受けます。これらの運用により信託財産に生じた損益はすべて投資者のみなさまに帰属します。したがって、投資者のみなさまの投資元本が保証されているものではなく、基準価額の下落により損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。投資信託は預貯金と異なります。主な変動要因は、価格変動リスク、為替変動リスク、信用リスク、流動性リスクです。
上記は主なリスクであり、これらに限定されるものではありません。くわしくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
【ファンドの費用】
○お客様が直接的に負担する費用
■購入時[購入時手数料]購入価額に対して、上限3.3%(税抜 3%)
■換金時[信託財産留保額] ありません。
○お客様が信託財産で間接的に負担する費用
■保有期間中
[運用管理費用(信託報酬)]日々の純資産総額に対して年率1.595%(税抜 年率1.45%)をかけた額
[その他の費用・手数料]監査費用、売買委託手数料、保管費用、その他信託事務処理の諸費用等
(その他の費用・手数料については、売買条件等により異なるため、あらかじめ金額または上限額等を記載することはできません。)
※上記の費用(手数料等)については、保有金額または保有期間等により異なるため、あらかじめ合計額等を記載することはできません。
【留意事項】
■当ページは三菱UFJ国際投信が作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。投資信託をご購入の場合は、販売会社よりお渡しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。 ■当ページの内容は作成時点のものであり、将来予告なく変更されることがあります。 ■当ページは信頼できると判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性等を保証するものではありません。 ■投資信託は、預金等や保険契約とは異なり、預金保険機構、保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。銀行等の登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の補償の対象ではありません。 ■投資信託は、販売会社がお申込みの取扱いを行い委託会社が運用を行います。
販売会社は三菱UFJ国際投信のホームページよりご確認いただけます。
ホームページアドレス https://www.am.mufg.jp/
設定・運用…三菱UFJ国際投信株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第404号/一般社団法人投資信託協会会員/一般社団法人日本投資顧問業協会会員
※2023年10月1日より商号を三菱UFJアセットマネジメント株式会社に変更します。