建設機械や土木機械のレンタルで知られるレンタルのニッケン。そのフィールドは今や非建設分野にも広がっている。そのため社員の活躍の場は多岐にわたり、求められる知識も広範囲・高度で充実感がある。レンタルを通じてSDGsにも貢献できる面白い会社だ。
レンタルのニッケン
藤良太郎 代表取締役社長
(本名:齊藤良幸)
藤良太郎 代表取締役社長
(本名:齊藤良幸)
土木・建設機械のレンタル市場は拡大を続けている。2022年度は約1.2兆円(経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」)に達したが、レンタルのニッケンの藤良(ふじよし)太郎社長は、「このトレンドは長く続く」とみている。
「建設業界に限らず人手不足は深刻です。一方では働き方改革や時短が叫ばれ、企業は本業とは離れた業務をアウトソースする時代になっている。例えば、建設会社は建設機械を使って事業を行いますが、自前で建機を保有すると現場作業が終わった後に社員が残業して点検整備をやらなければならない。レンタルであれば当社に全て任せていただけます。レンタルの需要は今後も高まっていくはずです」
全旋回リフトトラックを使った作業の様子
モノを保有することの価値が薄れ、「いかに効率よく使うかを考える時代」に変わってきているというわけだ。そこで同社は「レンタルで循環型社会に貢献」することをパーパスに掲げ、SDGsの理念に沿った中長期経営戦略「長期ビジョン2030~ニッケングリーンカンパニー構想」を推進している。