どの業界でも通用
するスキルを習得
フューチャーアーキテクトのコンサルタントが身に付けられるスキルは大きく四つある。①技術力、②経営的視点、③リーダーシップ、④論理的思考力といった基礎力だ。
「不確実性の高い時代において本当の意味での“安定”とは、いわゆる大企業への就社ではなく、どこの業界でも通用する、どこででも生きていける力を持つことだと思います。当社では入社後の研修でしっかり基礎を身に付け、現場での実践と業界を変革するような挑戦を通して知見やスキルをどんどん磨いていける会社です」と神宮社長。
前述の四つのスキルを含むITコンサルタントとしての土台は、新入社員研修の中でつくられる。そのため入社段階でIT経験は必須ではなく、全学部全学科の学生を採用対象としている。また、新入社員研修の期間が決まっていないのも大きな特徴だ。
「ITスキルをはじめ一人一人スタート地点が違うので、それぞれのスピードで学びながら確かなスキルを身に付けて“修了”することを目指しています」(神宮社長)。神宮社長は、最初の配属先でその後のキャリアが決まる旧来の新卒採用には違和感があるという。「仕事をしていく中で自分はどのような業界や分野に興味があり、何が得意で、何に使命感を持って取り組みたいのかに初めて気付くこともあるでしょう。ですから、当社ではメンバーが自らやりたいことを発信し、受け入れを希望するリーダー全員と擦り合わせを行う独自のアサイン(配属)方法を取っています。成長をコミットすることで入社3、4年でもリーダーとしてプロジェクトを推進する若手が多数いますし、成長のスピードも速いと感じています」。
研修制度以外にも学びの機会は多い。「社員が互いに『教え合う』ことがとても盛んで、みんなで成長しようというカルチャーがあります。業務を通じて得た経験や知識を伝えるための勉強会や交流会を自主的に開いており、当日の様子は社内の動画プラットフォームでも公開しています」(神宮社長)。
一人一人に向き合った
働き方の多様性
フューチャーアーキテクトは働き方の面でも独自の取り組みを行っている。
「全社横断的なタスクフォースを立ち上げ、社員が人生を豊かに、安心して働ける制度の拡充とカルチャーの醸成に取り組んでいます」(神宮社長)。その結果、男性の育児休暇取得率は6割を超え、取得期間も平均で2カ月程度と長い。制度の利用も含め、社員が自分で選択し、誇りを持って働ける環境をつくりたいと神宮社長は語る。