DX時代を迎えて企業の経営戦略はITと不可分となっている。日本のITコンサルティングの草分け的存在であるフューチャーアーキテクト。同社は独自の成長環境で経営と技術の両方にたけた「どの業界でも通用する人材」を育成している。
フューチャーアーキテクト神宮由紀 代表取締役社長
フューチャーアーキテクトは、フューチャーグループにおいて事業の中核を担うITコンサルティング企業だ。創業以来、経営とITの両輪でさまざまな企業の経営課題の解決を支援しており、日本のITコンサルティング企業の草分け的存在といえる。
「DX（デジタルトランスフォーメーション）は、事業そのものをどのようにトランスフォーメーション（変革）していくかが重要なので、経営戦略とIT戦略は切り離すことができません。当社はDXという言葉が生まれる前から、技術に精通したコンサルタントが経営的視点と技術的視点の両方から最適な提案を行い、要件定義からシステム開発・構築、運用保守に至るまでをワンストップで実現させてきました」と話すのは、同社の神宮（しんぐう）由紀社長だ。
例えば、同社が地域金融機関向けに提供する次世代バンキングシステムは、社会のデジタル化が進む中で地域金融機関の目指すべき姿を共に描き、その上で事業変革を実現するための全く新しい銀行システムを構築しているという。「銀行員の方々が、お客さまに価値を提供するという本質的な業務に時間を使えるようにすること。その結果、地域金融機関、ひいては地域の活性化に貢献することが目的なのです」（神宮社長）。
顧客の業種は金融機関の他に流通、物流、製造、小売り、インフラ、メディア、エネルギーと幅広く、売り上げ・利益は右肩上がりに伸びている。
