セキド
関戸正実
代表取締役社長
1956年に父が創業したセキドに93年入社。直後から取締役として経営に携わる。2000年より現職。同年12月に東証2部(現東証スタンダード市場)に株式上場。セキドは、家電、ホームセンターなど事業を拡大したが、現在はインポートブランドの時計やバッグ、ジュエリーなどの販売と韓国コスメの店舗販売に事業を集約することで、黒字経営体質に転換した。

エボリューション・ファイナンシャル・グループ
(エボリューション)
マイケル・ラーチ
創業者兼会長兼最高投資責任者
2002年にオルタナティブ投資会社としてエボリューション・ファイナンシャル・グループを設立。パートナーのために優れたリスク調整とリターンを実現することで長期的成長を達成するという目標を掲げて、世界10拠点に約500人のスタッフを擁す。デッド・エクイティファイナンス、プライベートエクイティ投資、ベンチャーキャピタル投資など多彩な金融サービスを展開。

インポートブランド商品の販売や韓国コスメなどの店舗を展開する、東証スタンダード上場企業のセキド。コロナ禍での経営危機を米国系投資会社の支援によって乗り切り、直近4期連続で経常黒字を達成した。経営危機に瀕していた会社をよみがえらせたのは、投資会社の揺るぎない信頼と、それに必死で応えようとする経営者の“魂の共鳴”だった。

――お二人が最初に出会ったのは2017年だそうですね。

関戸 当社が発行したワラント(新株予約権)を買っていただいたのが始まりです。

 資金調達が完了すると、投資家との関係は終わってしまうものですが、ラーチ会長とは、契約完了後も公私共に親しくさせていただいています。一緒にワインを楽しんだり、大リーグを観戦したり。ちなみに、二人とも大の大谷翔平ファンです(笑)。

ラーチ エボリューションは米ロサンゼルスに本社があるので、大谷選手が今季からドジャースでプレーするのを、とても楽しみにしています(笑)。