自身の結婚について
「へへへ」と照れっぱなし
海外の有料メディアを読んでいても、大谷選手のドジャース入りは、地元ロサンゼルスの熱狂ぶりが伝わってくる。
米ニューヨークタイムズ紙(23年12月12日)は、<結局、大谷が選んだのはロサンゼルスだった。ロサンゼルスはセレブリティーにあふれた街だが、多くの住民はスターを意識することなく生活している。しかし、大谷は普通のスターではないし、ドジャースも普通のチームではない。この広大な地域では、ドジャー・スタジアムは、何万人もの人々が毎シーズン、メジャーリーグで最も多くのファンを集めるチームを応援するために集まる、団結力のある場所なのだ。そして、大谷は野球界のトップリストのその頂点にいる><エンゼルスのファンにとって、大谷が球場にもたらしたものは、ホームランを打ち、打者を三振に打ち取るという、まるで漫画のような超自然的な才能>と報じている。
最後になるが、自身の結婚について照れっぱなしのインタビューを実現したのが、雑誌Number(1092号)だ。石田雄太氏の質問に終始「へへへ」と照れ笑いをしながら答えている。
彼女の美味しかった手料理を問われ、
<彼女としては作るのが難しい料理を言ってほしいんでしょうけど……へへへ。僕はカレーがやっぱり美味しかったですね>
彼女の年齢を問われ、
<……たぶん28歳です。あれっ、もし間違っていたらごめんなさい(笑)>
彼女と結婚する決め手を問われ、
<悪く言ったら決め手を欠くし、よく言えばいっぱいあるし……へへへ>
彼女の前では「子ども」なのかと問われ、
<それは彼女に訊かないとわかりません(笑)>
結局、大谷選手は、カレーなのか…。インタビュー記事から、大谷選手の妻は料理上手であるようだ。しかし、最終的に選ばれたのはカレーという。カレーのルーはボンカレーというわけではないだろうが、料理法は煮込んでルーを入れるという比較的、というかかなり簡単な部類の手料理だろう。
博報堂生活総研によれば、<「好きな料理は何ですか?」という質問に「カレーライス」と答えた人の割合は前回からほぼ変化がなく、2022年は69.0%となりました。男女差については、男性の方が約19ポイント高い結果となりました。地域差については、首都圏の方が約6ポイント高い結果となりました>という。日本人が一番好きな料理の一つを大谷選手も大好きだったということだろう。
たしかに、長いアメリカ生活において、現地で日本料理店、インド料理店はあるだろうが、日本風味のカレーライスは食べるのは案外手料理以外にない可能性がある。
終始照れっぱなしのインタビューを読むと、大谷翔平選手には、厳しい成果が求められる野球とは別の、一人の人間に戻れる「居場所」が必要だったのだなと感じることができた。



