大谷翔平選手の妻の正体がわかり、メディアは熱狂に包まれている。妻・真美子夫人についてのやり取り、大リーグでの歩みや2回目のトミー・ジョン手術後の経過を振り返る。(イトモス研究所所長 小倉健一)
大谷翔平・妻の写真公開で
CNN「謎はようやく解けた」
2月29日に結婚を発表した大谷翔平選手は、ドジャースの開幕シリーズが行われる韓国に向かうのに合わせて、3月15日に公式SNSの中で初めて妻の写真を公開した。
CNN(3月15日)は、<謎はようやく解けた>として、大谷選手の妻が<ドジャース側は後に、この写真の女性が元バスケットボール女子日本リーグの富士通レッドウェーブのスター選手、田中真美子選手であることを確認した>としている。大谷選手は、2月29日にアリゾナ州のキャンプ地で結婚したことを発表し、相手について「日本人の方で至って普通の人。初めて会ったのは3~4年くらい前」と述べていた。
今季の大活躍が期待される大谷選手だが、大リーグでの歩みを簡単に振り返ってみる。
2018年、大谷選手は、投手として4勝を挙げるとともに、打者として22本のホームランを記録し、見事新人王に輝いた。しかし、シーズンオフには右肘の靱帯(じんたい)を修復するトミー・ジョン手術を受ける決断をした。2019年には軸足となる左膝の手術を受ける。2020年は、投手としては、0勝1敗、防御率37.80。打者としても打率1割9分と苦しいシーズンだった。
メジャーリーガーとしての飛躍が始まったのは2021年だ。この年には投手として9勝を挙げ、156奪三振を記録。打者としてはホームラン46本、100打点、26盗塁をマークし、自己最高の成績を収めた。MVPにもなっている。
2022年は投手として15勝9敗、防御率2.33、219奪三振と自己最高記録を更新。打者としてはホームラン34本、95打点を記録し、ベーブ・ルース以来104年ぶりとなる「2桁勝利2桁ホームラン」を達成した。
記憶に新しい2023年には、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で優勝に貢献。大リーグ史上初の2年連続「2桁勝利2桁ホームラン」を達成し、ホームラン44本でアメリカンリーグのホームラン王になった。
2024年は、2023年に行った2回目のトミー・ジョン手術の治療もあって、移籍したドジャースでは、二刀流ではなく、打者として臨むことになる。
気になるのは、2回目のトミー・ジョン手術だ。大掛かりな手術だけに、アメリカの地元メディアも大谷選手の症状が気になっているようだ。昨年12月15日に行われた入団記者会見の中でもこんな一幕があった。