「わさび」と「マヨネーズ」の会社が業務提携。魚食の需要を創出する万城シーズニングパートナーズ
三代康雄代表取締役常務執行役員

全国のスーパーやコンビニで展開する「わさび」のメーカー万城食品が、今年4月に新会社「BSP」を設立。キユーピーと業務提携して鮮魚用新商品の販売と販促、営業活動を展開する。両社のシナジーで、減少する魚食の需要を創出し、鮮魚売り場の課題解決を目指す。

 万城食品の創業は1952年、わさび製品が主力の香辛料・調味料のメーカーだ。わさび産出額が日本一である静岡県の三島市に本社を構え、産地から全国の食卓へわさびを届けている。刺し身やすしに付いている小袋わさびが主力商品で、年間で地球を1周(4万3000キロメートル)するほどの小袋(長辺5センチメートル)を生産している。販売先は鮮魚の流通企業で、業態としては主にBtoBとなる。企業理念は"もっとおいしく、もっとたのしく"。現在ではわさび製品に加え、かば焼きのたれ、からし酢みそ、ドレッシング、調理用調味料など多様な商品の製造・販売を行っている。