ヘルプデスク機能を代行し
顧客企業の負担を軽減
では、アンカーのLCMサービスを導入した企業はどのように評価しているのだろう。高度な土木・建築技術を持つゼネコン、日本国土開発は、ITセクションが本来の仕事であるIT企画業務に専念できるよう、情報資産管理プロセスの中の設置・導入、運用・保守、廃棄を外部委託することとした。委託業者を選定する際は、自社の方針の理解とそれらに対応できる柔軟性を重視したという。
アンカーのLCMサービスの選択は好結果をもたらした。PCの設置・導入から廃棄に至る業務プロセスの全てを任せ、同社従業員からのさまざまな質問への対応をアンカーヘルプデスクに委託したことで、ITセクションの負担が大きく軽減されたのだ。
アンカーが時代の変化の先を行き、顧客企業の要請に応えることができる背景には、碇CEOの「万人万物共存共生」という理念がある。「私たちは地球からの資源を活用し、生かし、生かされています。資源はその役割を最後まで全うさせなければならないのです」。
「万人万物共存共生」は健常者・障がい者という区別をしないことにも通じることから、「当社は創業間もなく(本社のある)東京・葛飾区の福祉事務所で3人の障がいのある方を雇用しました」(碇CEO)。現在は各地の障がい者支援団体と協業し、分解作業を委託することにより、障がい者の就労支援事業への協力と、OA機器のリサイクル率の向上を両立させている。アンカーの各事業は、SDGsが目指す持続可能な社会の実現と軌を一にする。
来年25年10月、Windows 10のサポート終了に伴い、情シス部門には、PCの入れ替え、Windowsのアップデート、旧PCからのデータ移行といった新たな負担がのしかかる。だが、心配は無用だ。豊富なアウトソーシングのノウハウを蓄積してきたアンカーが、解決策を持っている。