セキュリティ事業を中心に、人々や社会の安全・安心を守り続けているセコム。そのサービスを担っているのは、言うまでもなく「人」だ。特に若年層の採用に力を入れているセコムは、サービスの要となる社員をしっかり確保するため、時代に合った採用活動の方法を模索。その中で効果があったというIndeed PLUSについて語ってもらった。
安全・安心の担い手を採用すべく、人材の「質」と「量」を追求
日本初の警備保障会社として1962年に設立し、60年以上の歴史を歩み続けるセコム。セキュリティ事業を中心に、防災、メディカル、保険、地理空間情報サービス、BPO・ICT事業(情報セキュリティと大規模災害対策が中心)を展開し、人々や社会の安全・安心を守るための多彩なサービスを提供している。
急速に進歩を遂げるテクノロジーも積極的に取り入れ、巡回警備を行うセキュリティロボットや、AI(人工知能)で動くキャラクターが警戒監視や受付業務を行うバーチャル警備システムなど、最先端の警備ソリューションを次々と生み出してきた。
とはいえ、安全・安心を守るサービスの担い手として重要なのは、やはり「人」である。
「年々、高まり続けるセキュリティニーズにお応えするためにも、コンスタントな人材採用は欠かせません。日本は現在、少子高齢化による人手不足が社会課題になっており、どの業界でも人材確保には苦労していると思いますが、私たちの業界も同様です」
そう語るのは、セコム人材採用部キャリア採用グループの竹内祐樹主務だ。
安全・安心の担い手である「セコムの一員」として新たな人材を迎え入れるには、「人となり」の見極めが非常に肝心だ。
「ひと言で言えば、『信頼できる人』を採用の基準としています。セキュリティという仕事は信頼が欠かせないためです。この仕事の採用基準を満たしているかを判断するにあたっては面接を重視しております。1回の面接だけでは見極めにくい部分もあるので、われわれキャリア採用グループによる1次面接、配属される各拠点の責任者による最終面接の2段階で実施しています」(竹内主務)
近年は採用プロセスのスピードアップのため、1回の面接で採用を決定する企業も増えてきている中、セコムでは2回の面接で自社に合った人材を見極めることにより力を入れているのである。
しかも、人としての「質」を見極めた上で「量」も達成しなければならないのだから、かなりハードルが高いといえる。
「量」を満たすには、応募者の母数をどれだけ増やせるかが肝心だ。この母数の獲得について、セコムは大きな課題を感じていた。