【何がスゴイの?】
きめ細かな“伴走型営業”が何よりの強み

 現在FCEは、DX推進事業と教育研修事業を収益の2本柱としているが、両事業は24年9月期第2四半期決算でも部門売上高を大きく伸ばしている。

「ロボパットDX」と「Smart Boarding」の新規契約数が増加したことに加え、既に契約済み企業からの課金収入が安定的に増加していることも大きな要因だ。

 好調を支えているのは、営業担当者による顧客企業へのきめ細かなコンサルティングとサポートである。同社は製品力の強化はもちろんのこと、顧客企業が製品を活用して成果を得るまで、営業担当者が常に寄り添い、懇切丁寧にサポートする“伴走型営業”を強みとしている。

 コンサルティング営業の力を強化するため、レベルの高い人材教育を行っているのも特徴だ。教育研修サービスを提供する会社は、自らも徹底した教育研修を行わなければならないと考えており、それが顧客からの絶大な信頼にも結びついている。

 またFCEは、働きがいに関する国際的な調査機関Great Place To Work® Instituteの「働きがいのある会社ランキング」でも12年連続「ベストカンパニー」に選ばれている。

 人材教育だけでなく、社員が活躍できる環境づくりまで行っていることがこの好評価の理由といえるだろう。

【CFOインタビュー】
SaaS型ビジネスモデルで
持続的な成長を目指します

 
【IRレポート/FCE】外部評価で上位のITツールを広く提供、DX推進と教育研修で存在感を発揮するSaaS型ビジネスモデルで成長を加速させると語る加藤寛和取締役

 当社は、「ロボパットDX」をリリースした17年に持株会社制に移行し、22年に東証スタンダード市場に株式上場しました。


 おかげさまで上場以来、売上高、利益ともに順調に成長しています。「ロボパットDX」のリリースを契機に、SaaS型ビジネスモデルへ注力したことが今日の成長につながりました。その後、「Smart Boarding」がコロナ禍以降急成長したことでSaaSによる売上高は全体の約6割を占めています。今後も契約社数を増やしながら持続的な成長を目指します。


 FCEには、新しい事業に果敢にチャレンジする社風があります。これからも次なる成長のタネをどんどん育て上げていきますので、ぜひご期待ください。