【将来性は?】
安定的な収入を新たな事業投資と株主還元に充てる

 24年9月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比12.4%増の23億8700万円、経常利益は同34.7%増の5億3400万円となった。部門別に見ると、DX推進事業は「ロボパットDX」の好調によって部門売上高が対前年比20%増。教育研修事業も「Smart Boarding」の急成長で、このサービスの売上高が同50%増と伸びている。

 SaaS型ビジネスモデルは、ユーザー数が増えれば得られるキャッシュも膨らんでいくので、安定的な収入が期待できる。同社は、その潤沢なキャッシュを新たな事業に投資する一方、株主にもしっかり還元していく方針を打ち出した。

 新事業の1つとして、今話題の生成AIを効率よく、効果的に利用できるプラットフォームの本格運用を開始した。

 株主還元では、24年9月期から配当を開始するほか、株主優待制度も変更する。投資によるさらなる成長と、配当によって投資家の期待に応えていく。

配当性向を25%に
優待でQUOカードももらえる


 FCEは24年5月、新たな株主還元策として、24年9月期から配当を行う方針を発表した。期末当期純利益の 25%程度の配当性向を基準として、配当を実施する予定だ。また、株主優待制度を変更。24年9月期は100株以上につき1000円相当のQUOカードがもらえる。
 
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