現場の課題を解決する
技術開発にも注力
そんなアクティオの企業姿勢を象徴するキーワードが「レンサルティング(R)」だ。レンタルにコンサルティングの視点をプラスして現場の困り事を解決する提案型営業を指す。ただモノを貸すだけでなく、現場の声に寄り添うソリューションの開発に積極的に取り組んでいるのも、そんな姿勢の表れだ。
例えば、社員の発案から生まれた近年のヒット商品に、太陽光パネルを搭載した「オフグリッドオフィスカー」がある。ワンボックスカーの内部を空調付きの事務所に改造した特別仕様車で、高速道路上のように現場事務所の設置が難しい現場でも、作業員のための快適な休憩スペースを確保できる。エンジンを切っていても電源なしで独立稼働できるのがポイントで、ライフラインが途絶した災害現場での活用も期待されている。
また、高所で貨物の揚げ降ろしなどを行うタワークレーンを地上から遠隔操作できるシステムの開発など、危険な作業を「無人化」「リモート化」する技術開発にも力を入れる。
「これらはほんの一例で、知恵やノウハウを提供するという役割に着目すれば、アクティオの強みが生かせるフィールドは無限です。柔軟な発想でレンサルティングの可能性を広げてくれる若手の活躍に期待しています」と小沼社長は力強く語る。
自分らしさを大切に! 安心と成長を支える環境が充実
アクティオ
奥田福太郎 上席執行役員人事部長
新卒社員の職種は、営業職、技術営業職、業務職(機械整備)、一般事務職の4種類に分かれています。入社後は、クレーンやフォークリフトなど約20種類の関連資格を取得するための充実した研修を行い、資格取得や社員の成長を支援しています。
アクティオには日本全国に拠点があり、海外グループ会社も東南アジアを中心にグローバルに展開中です。社員一人一人の希望を尊重しながら、社員の個性に応じたキャリアパスを描ける体制を整えています。
若手社員が活躍できる環境づくりにも注力しており、待遇面では2023年と24年に2年連続のベースアップを行い、特に若い世代の給与を大幅に底上げしました。
完全週休2日制も実現し、年間休日は123日以上に増えました。
また、25年4月から企業型確定拠出年金(企業型DC)を導入し、長く安心して働ける環境を整備しています。
さらに、新入社員研修に加え、「入社3年目研修」という再学習の機会も提供し、キャリアの成長をサポートする仕組みも充実させています。
社風はアットホームで、社員はもちろん家族も参加できる行事が多く、毎回イベントは大盛況です。24年の夏には都内で開催された「江東花火大会」の鑑賞会に300人以上が集まり、家族と共に楽しい時間を過ごしました。また、千葉県木更津市での「ビーチクリーン活動」や、山梨県笛吹市の「アクティオの森」での植樹イベントなど、社会貢献や地域貢献につながる活動にも積極的に取り組んでいます。