施工管理能力が認められ
大手ゼネコンへ転職も

 では、派遣という働き方のどこが魅力なのか。「特定の企業に勤めていては体験できないさまざまなプロジェクトに参加できるため、短期間で多くのことを学び、派遣先の貴重な技術を吸収することもできます。また、多様な人間関係の中で働いた経験は自身の財産になるはずです」と語る平岡本部長。そうやって多くのことを学んだ専門人材は、顧客である大手ゼネコンや大手メーカーなどから、「うちに転職しないか」とスカウトされることも珍しくないという。

 その点について中村本部長は、「それを当社にとって損失とは考えていない」と強調する。「当社を卒業した人が大手企業で働いているという実績は、確実に新しい採用に好影響を与えます。将来的な投資という視点で、いいことだと前向きに受け止めています」。

 国土交通省の調査では建設投資は今後10年増え続ける(令和6年度建設投資見通し)半面、建設業就業者は減少と高齢化が進み、55歳以上が3割超(総務省「労働力調査」を基に国交省算出)を占める。市場が拡大を続ける建設業界にあって、プロジェクトの現場を仕切る若手技術者派遣の役割は、ますます重要になってきている。

歴史や将来に残る
仕事がしたい

建設プロジェクトを支える、高度な専門スキルを持つ人材を提供

共同エンジニアリング
プラント京葉支店所属
沼田千理
(入社5年目)

 台湾の大学で学んだので中国語を生かせる仕事を探していたとき、共同エンジニアリングの沿革に「台湾高速鉄道プロジェクト 技術者派遣にて参画」とあったので、語学が生かせるかもしれないと思い入社を決めました。新人研修で社会人の基礎から工具の名称、建設の専門用語まで幅広く学んだことが現場に出て役立っています。プラント京葉支店所属ですが、入社当時はコロナ禍の時期だったので、実家から通える茨城県のプラントに配属されました。仕事は主に老朽化した箇所の補修です。一番大事なことは作業員さんとのコミュニケーションです。分からないことは先輩や作業員さんにすぐに聞くという素直さも大事です。いずれは歴史や将来に残るような新築の工事を手掛けたい。できれば語学が生かせる海外のプロジェクトに参加したいと思います。

新卒社員で初の
拠点長を目指したい

建設プロジェクトを支える、高度な専門スキルを持つ人材を提供

共同エンジニアリング
プラント名古屋支店所属
金澤裕之 
係長(入社4年目)

 営業職に絞って就活していたとき、共同エンジニアリングを知りました。父が建設業に携わっていたこと、2002年創業という若い会社なのに急成長を遂げていたことが決め手になりました。営業職の場合新人研修は、基本を学んですぐに先輩に付いて現場に出ます。実践経験を早くたくさん積めるので、短期間で成長が実感できると思います。現在の仕事は海辺のプラントを訪問して、人材を求めるお客さまに技術社員の派遣を提案したり、派遣した技術社員のフォローをしたりすること。技術社員とお客さまとの間に入り調整することもあります。24年4月、入社4年目で係長を拝命しました。上司に教えを請いながら管理職の勉強中ですが、早くから責任ある仕事を任せてくれるという会社の姿勢が良いと思います。次の目標は拠点長になること。新卒では前例がないので目指したいと思います。

●問い合わせ先
共同エンジニアリング株式会社
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館17F
TEL:03-3286-5055(採用課直通)
E-mail:shinsotsu@kyodo-engine.com
URL:https://www.kyodo-engine.com/