建設業界に特化した建設コンサルタントとして、技術社員を建設現場やプラントに派遣している共同エンジニアリング。充実した研修を経て現場に臨む技術社員は、多様な現場の施工管理を通じて高度なスキルを会得。世界に通用する貴重な人材に成長する。
共同エンジニアリング
コンストラクション事業本部
平岡久宣 事業本部長
コンストラクション事業本部
平岡久宣 事業本部長
2002年に創業の共同エンジニアリングは、世界250社のグループ会社と12万人の社員が働くアウトソーシンググループの一員。建設業界に特化した建設コンサルタントとして、技術者派遣・受託事業と設計・施工図受託事業を手掛ける業界の大手企業だ。主要営業エリアは国内全域。主要都市に14拠点と東京、大阪の2カ所に研修センターを構えている。
主力の技術者派遣・受託事業とはどういうものか。現場作業員の派遣事業というイメージを抱くかもしれないが、それは違う。中村大介・プラント事業本部長は次のように説明する。
「自社の技術社員を条件に合う建設現場へ派遣する事業です。工事現場の施工管理、プラントや建物の検査、運転管理なども行います。また、ICT(情報通信技術)領域では、ソフトの導入・利用支援なども手掛けています」
施工管理という業務は範囲が広い。平岡久宣・コンストラクション事業本部長によると、「主に大手ゼネコンやメーカーのプロジェクトに派遣され、その現場で働く専門業者や職人の方々の作業を管理しながら、工事の進捗、材料の手配、工事に関する申請業務などを行う」という。工事が安全に適切に進行するよう調整する現場のキーパーソンとなる重要な仕事だ。