顧客や取引先に大きな損害を与えたらどうするのか。こう水谷社長に問うと、「もちろんお客さまをはじめとするステークホルダーに迷惑をかけることは極力防がなくてはなりません」と前置きをしながら、次のように話した。

「その責任を持つのは管理職や私のような経営者の仕事です。また、良い意味で企業ブランドを気にしなくて済むように、あえて上場をしていませんし、今後も目指すつもりはありません。だから、若手にはどんどん仕事を任せて、失敗をお互いに共有しながら経験を積んでもらうことができます。思う存分仕事に取り組めるよう、心理的安全性を感じながら健全にチャレンジできる環境がDYMには整っています」

DYM水谷社長が海外展開を急ぐ理由。急成長ベンチャー経営者が抱く“危機感”とは

 成長スピードに応える待遇が用意されているのも見逃せない。20年卒、つまり入社5年目の平均年収(総合職)は約930万円。この高還元を可能にしているのが、強固な財務基盤。底堅いニーズを持つWEB、人材、医療の3事業をしっかり展開することで、毎年多くの新規事業を立ち上げながら実質無借金経営を貫けるだけの安定収益を確保しているのだ。

「非常に屈強な財務基盤を誇っています。安心できる財務基盤があるからこそ、チャレンジングな成長環境が用意できますし、他のスタートアップやメガベンチャーにはない強みだと自負しています」

 初任給を高く設定できるのも、財務基盤が強固だからこそ。25年・26年卒の総合職は37万円と新卒にも高水準の待遇を用意している。海外展開を加速させるDYMだけに、海外赴任のチャンスもつかみやすいことは言うまでもない。グローバルで活躍できる人材を目指すならば、選択肢に入れるべき企業の一つだろう。

「『素直・前向き・一生懸命』が社員に求める要素です。スキルよりもマインドを重視し、良い意味で欲が強く、高い目標を持つ勤勉な人と一緒に高みを目指して仕事をしていきたいと思います」と、求める人材像に言及しつつ、今後も新規事業の創造に挑み続けるとインタビューを締めくくった水谷社長。現状に危機感を持ち、将来に希望を切り開こうとする人ならば、その思いに共鳴し、「社会を変える」事業を生み出せるのではないか。

●問い合わせ先
株式会社DYM
TEL:03-5745-0200(代表)
https://dym.asia/